信販会社の社員時代を思い出すニュース

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非常にインパクトのある見出しで
興味を引かれたニュース記事を紹介します。
ゴルフレッスンプロ、
1000人超が破産の危機

東洋経済オンライン 2017/4/6 配信より

このニュース記事の概要

ゴルフスタジアムという会社の
ビジネスモデル

・ゴルフ練習場経営者や
ゴルフレッスンプロを対象に
ダタでサイトを作ってあげると持ちかける。

・さらにそのサイトに掲載する広告も
ゴルフスタジアムが営業で取ってくる
オマケ付き。

・契約者側から見たら
無料でサイトを作って貰えるし、
何の苦労もなく広告スポンサーまで見つけて貰え
広告収入も得られる。
しかもスポンサーからの広告収入がなければ
ゴルフスタジアムが広告スポンサーになって
広告料を払ってくれるって!
ウハー♪(人´∀`)

・さて、じゃあゴルフスタジアムは
どこで売上を得るのかというと、
サイト作成と広告営業をするから
ゴルフスタジアムが作成したソフトを
買うっていう契約を交わしてちょー!
しかもソフト代は信販会社と契約して
分割で払ってちょー!
その分割で月々支払う代金も
広告収入でトントンにできるから
実質的にはお金は一切かからないじょー!

が、こんな美味しすぎる話には
当然ウラがある

・このソフトが
明らかにそんな価値があるとは思えない内容なのに
300万~900万円という高額な代物(゚д゚)ヮォ!
しかも顧客に応じて値段が変わる
(サービスが異なるからという理屈)
実質は、その中にサイト作成や営業にかかったコスト
+利益が含まれているからくり。

・お客側はよくわからないまま
なぜかサイト作成・運営費としてではなく、
何百万単位のソフト代を購入した形で
信販会社と分割払いの契約を交わす(´・ω・`)
まぁ、実質0円だからいいかー・・・。

が、晴天の霹靂!

お客
「広告掲載料の入金がないんだけど・・・(°_°)」

byゴルフスタジアム
「ゴメンちゃい!広告スポンサー見つからない上に
経営が悪化して
我が社が広告主になって広告料払うことも
できなくなっちゃっいました!」

ここで登場してくるby信販会社
「お客様と加盟店様(ゴルフスタジアム)
との事情はウチには関係ないのでねぇ・・・。
そもそもソフトの購入代を分割で支払うという
内容で契約されてますし。
ウチは変わらずに毎月支払ってもらうだけです。
えっ?払わない?
さらに滞納手数料付きますよ。
信用問題に関わりますよ。
法に乗っ取った手続きをしていただかない限り
それ相応の対応を致しますよ(`・ω・´)キリッ」

お客
「・・・・・(°_°)」

最初はどんな悪徳な会社が顧客に対して
詐欺まがいな事をしたのか?と
思って記事を読み始めたが、
このゴルフスタジアムという会社
最初から顧客を騙す気マンマンで
このビジネスモデルを始めた訳ではなさそう。
あくまで顧客からの需要があって思いついた
手法のようだ。
本気なのかハッタリだけで言っているのか
文面からだけでは判断できないが、
1年以内にお客が収入を得られる手段となるツールを開発すると言っているし、
信販会社と交渉してくれる弁護士も紹介、
弁護士費用も負担するとのことなので、
責任感と誠実さはあるようだ。
(と思いたい!)
ただ、経営の読みが甘すぎた。
かつ、顧客側も無知で情弱すぎた為に
起こるべくして起こった事案件と言えよう。

元信販会社に勤めていたブログ主が
解説していく

今回のニュースで信販会社が出てきました。
元信販会社社員であったオイラは記事を読んで
勤めていたあの頃がフラッシュバックし
非常な息苦しさが蘇ってきやした(笑)
ですが、せっかくの経験はブログの格好のネタ!
ここからは
信販会社の仕組みについてお話しやす。

信販会社と加盟店とお客
三者の関係とメリット

上記のニュースでは、
無理やりローン契約をさせられた感で
顧客にメリットはない感じですが、
通常は三者三様にメリットがあるために
商売として成り立っているものです。

お店(加盟店)にとっては、
欲しいけど金額が高いからと断念しようとするお客を
分割で少額ずつの支払いができる方法として
ショッピングローンを組むことを促すことで、
購入したいというお客を逃さずに売上に結びつける
ことができる。

お客にとっては手持ちのお金が無く、
一括では買えない欲しい商品を
分割支払いで手に入れることができる。
代金は信販会社に少しずつ分割で払えば良い。

信販会社にとっては
売上代金をお客に代わって購入店(加盟店)に
支払う義務が生じるが、
お客から手数料を得ることができる。

ちなみに
クレジットカードで支払う場合も
三者にとってほぼ同じ仕組みであり
同じメリットになりやす。
大手信販会社は
クレジットカードも発行しているので、
お客が加盟店にて
クレジットカードを利用してくれれば、
加盟店から手数料を徴収することができやす。
1回払いならお客は手数料はかかりやせんが、
回数払いやリボ払いにしてくれれば
お客からも手数料を徴収することができる。

上記ニュースでは
なんで信販会社を利用させたのか?

そりゃあ確実に売上金額を得るためだよね。
顧客からの直接支払いという契約にすると、
個人経営者やフリーランスのゴルファーでは
踏み倒されるリスクもあるので。
(かなりの高額ですし)

しかし、クレジット契約をさせてしまえば、
逆に踏み倒されるリスクが高まるのは信販会社の方。
信販会社の方も当然踏み倒されてはたまらないので
申込者がちゃんと滞りなく支払ってくれる能力があるのか、契約する際に審査を行います。

加盟店に頭の上がらない現実

審査の結果お断りしたいが、
加盟店の圧力もあって審査を通す場合も
ぶっちゃけありやす。
なんていったって契約者を運んできてくれる存在ですからね。
それが自分で自分達の首を絞めることになり、
信販会社の社員たちは疲労困憊となります。

次回はその辺をもうちょっと書いていこうと
思いやす。

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